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【FP・小山流】売却?残す?『後悔しない決断』は「資産の存在理由」から生まれる

  • 執筆者の写真: 相続対策専門士 小山智子
    相続対策専門士 小山智子
  • 10月29日
  • 読了時間: 3分

こんにちは、SOUDANYA(ソウダンヤ)の小山智子です。不動産やお金のことを考えるとき、誰もが一度は悩むのが「売るべきか、残すべきか」という選択です。

どちらを選んでも、後から「やっぱり違ったかも」と感じてしまう人が少なくありません。その“後悔”を防ぐために必要なのは、「数字」よりも先に“自分の資産の存在理由”を知ることです。



相続 売却 悩み


ステップ1:全部を正確に把握しようとしない

最初にやってほしいのは、「正確に書く」ことではなく「全体を見渡す」こと。家計簿のように1円単位で記録する必要はありません。まずは“名前を書き出すだけ”でOKです。

たとえば──

  • 銀行口座(給与・貯蓄・ネット銀行など)

  • 不動産(土地・建物・駐車場など)

  • 保険(生命・医療・学資など)

  • 投資(NISA・iDeCoなど)

  • 借入(住宅ローン・カードローンなど)

《持っている資産と負債》を一枚の紙に並べてみるだけで、「思ったより多い」「意外と偏っている」など、自分の“資産の地図”が見えてきます。



ステップ2:その資産、何のため?

次に、それぞれの資産の右側に「この資産は誰のため?何のため?」と書き加えてみましょう。

  • 老後の安心のため

  • 家族への備え(相続)

  • 維持費・管理費(重荷)

  • 自分の楽しみや挑戦のため

ここで大事なのは、お金の使い道ではなく「存在の理由」を考えること。

この“存在理由”こそが、迷ったときの判断軸になります。「私の暮らしに必要な資産」と「重荷になっている資産」がここで自然と分かれてきます。



ステップ3:書くことで『後悔しない決断』の軸が生まれる

「重荷になっている資産」が見えてきたら、次はそれを「未来を活かすエンジン」に変える作業です。

この、書きながら思考を整理し、判断軸を整える方法を私は『小山式ライフデザインノート術』と呼んでいます。

単なる数字整理のノートではなく、「これからどう生きたいか」を考えるためのノートです。



旧エンディングノートから進化した“攻めのノート”

以前SOUDANYAでご提供していた『小山式エンディングノート』は、資産を「守る」ための土台づくりに役立つものでした。

それに対し、現在開発中の新ノート『ライフデザインノート術』は、「未来の維持コスト」や「活用計画」を書き加え、“攻めの判断軸”として進化したバージョンです。

ノートに書き出すことで、あなたの不動産や保険が『老後の重荷』なのか、それとも『未来への投資』なのかが明確になります。



見える化することで、漠然とした不安が行動に変わる

数字と感情の両面から資産を見える化することで、これまで「なんとなく不安だった」ことが、「何をすればいいか」がわかる具体的な行動へと変わります。

「売却」も「維持」も、そのどちらが正解かは人それぞれ。けれど、自分の中に“判断軸”がある人は、どんな選択も後悔しません。

まとめ:まずは“書き出す”ことから

不動産・保険・投資──どれも「資産」として残るものですが、本当に大切なのは、「それをどう活かすか」を考えることです。

まずは、紙とペンを用意して、あなたの資産の“名前”を書き出してみてください。それが「後悔しない決断」への第一歩になります。



関連サービス「未来デザイン集中講座」では、このノート術を使って資産と暮らしを“未来目線で整える”サポートを行っています。不動産の売却・住み替え・相続対策に迷っている方はぜひご相談ください。


SOUDANYA(ソウダンヤ)代表 / FP・不動産コンサルタント小山智子

100歳までHappyに活きるための、知恵と判断軸をあなたに。

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