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執筆者の写真不動産相談士 小山智子

実家に浄化槽はありませんか?

更新日:2022年7月6日

浄化槽の話をきっかけにして少しずつ土地について知ることは不動産相続対策につながることをご存知ですか?


浄化槽とは、下水処理に関わる設備です。

都心では、公共下水道の設備が整っているので、あまり見かけない「浄化槽」ですが、公共下水道が整っていない地域では、浄化槽が下水処理設備として現役で活躍している地域があります。


今日はその浄化槽にスポットをあててお伝えしていきます。


《こんな方に役に立ちます》

代々引き継いでいる土地をお持ちの方

不動産相続対策のきっかけを欲しい方

田舎の物件を売却する方

地方移住を考えている方





下水には種類がある

浄化槽は下水を処理をするのですが、一口に下水といっても様々な種類があります。

まずは下水について理解を深めていきましょう。


下水は大きく3つにわかれています。

①「汚水」・・・トイレ

②「雑排水」・・キッチンやお風呂など

③「雨水」・・雨


この総称が下水です。

公共下水道では、汚水・雑排水・雨水は引き込み管から道路上にある本下水管へと流れていきます。

一方、公共下水道がない地域では、敷地内の地下に浄化槽を設置して、建物から出る下水を処理しています。



浄化槽の種類

浄化槽は大きく2つの種類に分けられます。

汚水だけを処理する単独浄化槽と汚水・雑排水・雨水を処理する合併浄化槽です。



維持管理が必要

汚水が汲み取り式の場合は、定期的に汲み取り作業会社への依頼をします。

特に空き家の期間が長くなる時は管理方法をあらかじめ考えておくことが必要です。

また、浄化槽は定期的な法定点検が必要です。

環境省:浄化槽Q&A



不動産取引をするときの注意点

浄化槽のある不動産取引をするとき、問題になるケースがあるので気を付ける点などをお伝えします。

築年数が古い物件や、現在は本下水管を利用しているが過去の建て替えの際に浄化槽を撤去していない、といったケースがあります。

このような場合、不動産購入をした方が建物を解体した際に、地下から浄化槽が見つかり、撤去費用についてトラブルになるため、不動産購入時に十分な注意が必要です。



鎌倉市の浄化槽の補助金

鎌倉市では、既存単独処理浄化槽又はくみ取り式便槽から合併処理浄化槽への設置換えを行った方を対象に、設置工事費用の一部に補助金を出しています。



不動産相続対策のきっかけづくり

今回は浄化槽にスポットを当ててお話をしてまいりました。

代々受け継いできた不動産の売却の際、代替わりが多くなると浄化槽について忘れ去れていることがあります。建て替え売却時に浄化槽が有るのか、無いのか、わからないのか、状況によってそれにかかるい費用も変わってきます。

浄化槽の話をきっかけにして少しずつ土地について知ることは不動産相続対策につながります。


SOUDANYAでは不動産相続対策の相談を承っています。

初回2時間無料です。

お気軽にご利用くださいね。
















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