【不動産免許更新】紙申請からネット申請へ!「電子申請の意外な落とし穴」
- 相続対策専門士 小山智子

- 10月15日
- 読了時間: 3分
今年から変わった「宅地建物取引業者免許証」の更新
私たち不動産業者にとって5年に一度の大きな仕事、宅地建物取引業者免許証の更新。
今年は大きな変化がありました。
なんと、これまで慣れた紙での申請だけでなく、ネットでの電子申請ができるようになったんです!
ステップ1:心の葛藤
実は私、電子申請が始まる前に、すでに紙の申請書類で内容を完成させていました。あとは提出するだけ、という状態だったんです。
でも、電子申請だと申請料が安くなるというメリットを知ってしまった!
正直心が揺れました・・。

《心の葛藤》
「もう紙でできているし、このまま出せばラクだよね……」と、ここまで書類を作成するために費やした手間と時間を考えると、一瞬面倒くささが頭をよぎりました。
紙からネットに切り替えるということは、全ての内容をまた一から入力し直す必要があるからです。
まさに「今の自分」と「未来の自分」のせめぎ合い。
でも、ここで「すでに完成している紙の申請書類がある」と逃げてしまうと、5年後も同じ手間とコストをかけることになる。
「今、面倒くさいことを乗り越えておけば、5年後の自分がラクになる!」と自分の気持ちを切り替えて、意を決してネット申請をすることにしました。
ステップ2:ネット申請のリアルな感触
不安な気持ちもありましたが、まずはネット申請の手引きをダウンロードして熟読。
いざ始めてみると、システムは想像以上にスムーズでした。
紙で一度内容を整理していたこともあり、入力作業自体はけっこうすんなり完了。
無事に申請データを送信できたときは、正直ホッとしました!
申請料が安くなった分、ちょっと得した気分です。
ステップ3:申請後のドキドキ
申請は完了しましたが、ここからが「落とし穴」でした。
紙申請の場合通常、原則として前免許有効期間満了日までに封書で郵送がきます。しかし、待てども待てどもステータスは「申請受付中」のまま……。
今回の私の申請は、90日前の初日です。早く出したから安心だと思っていました。
今日電話したとき:「込み合っているので、あと1ヶ月はかかります」
まさかの「あと1ヶ月」の繰り延べです。
このとき、ふと思いました。「90日前に申請してもこんなに待つのか」と。
おそらく、電子申請のスタートと同時に、私と同じようにメリットを感じた多くの業者が申請開始日に一斉にネット申請に切り替えた結果、申請が集中し、処理が追いつかなくなっているようです。
《まとめ》 今回の更新作業で学んだこと(5年後の自分に向けた申し送り)
新しいシステムは積極的に使う勇気を持つ
一時的な面倒くささを乗り越えれば、将来の効率化が得られる。
電子申請後の注意
提出したから「終わった」と過信せず定期的に進捗をチェックすることが、業務を滞りなく進めるための最重要ポイント。
後日談。更新日1週間前になっても音沙汰がないので再度担当部署にその後の対応を確認。内容を聞いて安心して業務に望めるようになりました。




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